Material and Method

Maison Methuselahでは、主にフランスのタンナーの革を仕入れ、使用しています。
世界で最も格式高いフランスの高級レザーブランドでも使用されている最上級の革です。
フランス産の他、イタリア産や日本産の革を使用することもありますが、いずれも最高品質の革のみを使用します。
Maison Methuselahで取り扱っている代表的な皮革サンプル

 

素材へのこだわりは、革だけではありません。
糸、仕立て、仕上材、製品を構成する要素全てにおいて、最適な素材を選定しています。
特にステッチの美しさを左右する糸は、革に次いで重要な要素です。
Maison Methuselahでは一貫して高品質なフランス産の麻糸を使用しています。
非常に高価な糸ですが、馬毛でのブラッシングによる艷やかな仕上がりや、発色の良さ、ハリのある強い糸撚りが特徴です。
スペシャルオーダーでは、約30色の糸からお好きな色を選択することが可能です。
SAJOU社製 AU CHINOIS LIN CABLE 色見本

 

美しい仕上がりの秘訣

良い糸を使えば、誰もが美しいステッチを縫えるわけではありません。
ステッチの美しさを左右する要素の一つとして、目打ち・菱錐(縫い目の穴を開ける道具)があります。
Maison Methuselahではフランスの老舗メーカーBLANCHARD社の目打ちを使用しています。
通常は、目打ちによって一気に縫い穴を貫通させるのが普通です。
Maison Methuselahでは、縫い穴を貫通させる工程にも、特別な技法を用いています。
目打ちで一気に穴を貫通させず、縫い穴の目印をつけた後に、菱錐を使って丁寧に穴を貫通させています。
しかも、一穴一穴全てが手作業です。
革へのダメージを最小限に抑え、縫い目の詰まった美しい斜めステッチの製品が出来上がります。
非常に緻密で気が遠くなる作業ですが、すべての工程で手間を惜しまないことが美しい仕上がりの秘訣です。

 

贅沢な総手縫い仕立て

Maison Methuselahの革製品は、全て総手縫い仕立てです。
クウジュセリエという技法で一点一点丁寧に仕立てています。
一本の糸の両端に針をつけて、8の字を描くようにクロスして縫い進めていきます。
元々は、丈夫さが要求される馬具製作から編み出された究極の手縫い技法です。
手縫いはミシン縫いに比べ、膨大な時間、労力、正確な技術力を必要とします。
それ故膨大なコストがかかり、市場で販売されているほとんど全ての革製品はミシン縫いで仕立てられているのが現実です。
手縫いにはミシンには出せない独特のステッチの美しさや、耐久性に優れているという特徴があります。
たとえ一箇所の糸が切れてしまっても、手縫いはミシン縫いのようなほつれを起こさずに強度を保ちます。
万が一糸が切れてしまっても修復が可能な為、永く愛用するモノには非常に適しています。
永く美しく使って頂くため、総手縫い仕立てはMaison Methuselahのこだわりです。
*デザイン上、縫製部分のない製品もございます。

 

コバ仕上げ

コバ仕上げについて
革製品で最も特徴的な部分がコバの仕上げです。
Maison Methuselahのコバ仕上げは、時間をかけ丁寧に仕上げていきます。
一点一点丁寧に仕上げられたコバは、丈夫でフラットな美しい表情に仕上がります。
*非常に丈夫な材料を用いていますが、経年劣化によるコバ割れ、ハガレ等を起こす場合があります。
*デザイン上、部分的、または全体のコバ仕上げを施していない製品もございます。

 

オーダーメイド

販売リストにある製品だけでなく、特別なオーダー製品もお受けしています。
想い描いているイメージや、使用用途をお聞かせ下さい。
イニシャル刻印も可能です。
通常の書体は以下から選べます。(特注も可能です)
・GillSans
・Futura
・Century
・エレガントカーシブ(草書体)
・ひらがな
*ご要望頂いた製作が困難と判断した場合、お断りさせて頂くことがございます。

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