あなたはこの写真のどちらが手縫いかわかりますか?
【手縫い製品とミシン縫いの見分け方】をご紹介します。
あなたはこの写真のどちらが手縫いかわかりますか?
正解は右側のキャメル地のレザーが手縫いです。
手縫とミシン縫いのかんたんな見分け方はステッチの方向です。
傾きなしの手縫もあるので一概には言えませんが、右斜め上にステッチが傾いていれば手縫いの可能性が高いです。
ミシン縫いの場合はステッチの方向が斜め左上に傾いているか、傾きなしの状態になります。
Maison Methuselahは手縫い仕立てにこだわり革製品を作っていますが、
手縫いもミシン縫いもどちらが明確に優れているかは有りません。
それぞれ一長一短あり、自分に合った縫製を選択されることをオススメします。
以下、かんたんに両者の特徴をまとめます。
◆手縫いのメリット
・縫い方の特性上、ほつれにくく丈夫に縫うことが可能。
・革の硬さや部位によって微妙に異なった力加減で縫うことが出来るため、革の負担を考慮した縫製が可能。
・手縫いでしか味わえない際立った斜めステッチの美しさがある。
・こだわりのモノを所有する満足感がある。
◆手縫のデメリット
・ミシン縫いと比較して大幅に効率が悪く、価格が高い物が多い。
・下手な職人が手縫いすると、見栄えの悪いガタガタのステッチラインになる。
◆ミシン縫いのメリット
・機械特有の極めて正確なステッチライン。
・生産効率が良いため、比較的安価に購入できる物が多い。
◆ミシン縫いのデメリット
・ステッチが部分的に切れた場合、糸がほどけてしまう。
・大量に生産することが出来るため、手縫と比較すると特別なものを所有する満足感は薄い。
今回は手縫いとミシン縫いの縫製による違いを簡単にまとめてみました。
それぞれ一長一短ありますが、じっくり時間をかけて色々なモノを見比べてみてください。
縫製のことも頭の片隅に置きつつ、あなたの一番欲しいモノを見つけて下さいね。^^