防湿庫で簡単快適に錆対策!
あなたは道具を大切にしているでしょうか?
鉛筆でもノートでも何でもそうなのですが、私は道具を雑に扱われている姿を見ると悲しくなります。
職業柄モノを作る仕事をしているので特にそうなのかもしれませんが、立場や地位に関わらず、工具や素材を雑に扱う人間が目につくと「ああ、その程度なんだな・・・。」と思ってしまいます。
道具を粗末に扱う人は、大抵その仕事も雑なことが多いのです。
やはり色々な面で「雑さ」が出てくるのでしょう。
雑に扱われた道具では、その道具が持つ最大のパフォーマンスを出すことは決して出来ません。
どんなものでも何もしなければ日々劣化し、そのパフォーマンスはどんどん落ちていきます。
少し勘違いされやすいのですが、大切に扱うということは、傷つけないように恐る恐る使うということでもありません。
「大切なのは日々のメンテナンスと保管です。」
酷使したときは、きちんとメンテナンスを行い、次回も最高の状態で使えるように準備・保管しておく。
これが最も基本であり、大切なことだと私は考えています。
とても面倒なことなのですが、道具を大切に扱う人は大抵これが自然に出来ています。
特に、レザークラフトで使用する道具は金属が多く、日々研ぎ出しやサビ防止等をされている方も多いと思います。
使い終わってキンキンに研いだ革包丁や菱ギリも、保管が適当だとすぐに錆びてしまうことがあります。
サビ防止の油を塗るのも一つ有効な手段ですが、比較的楽にサビ防止ができるのが防湿庫です。
今回は、誰でも簡単に最高の保管環境が手に入るおすすめの防湿庫を紹介します。
防湿庫の役割 おすすめの防湿庫
もともとはカメラレンズのカビを防止するためによく使われているもので、庫内の湿度を40%前後に保つことができる魔法の箱です。
その効果はレンズのカビを抑えるだけでなく、金属のサビ対策にも効果絶大です。
そのため、貴金属や電子機器を保管するのにも最も適した環境を作ることができます。
また、普通の棚と違い、防湿庫故の密閉性が高い扉の為、収納物にホコリが付着する心配もありません。とにかく何でも入れたくなる最高に便利な保管場所が防湿庫なのです。
私は趣味のカメラの保管のためとレザークラフト道具の保管を兼ねて、東洋リビングの118Lの中型サイズの防湿庫を使っています。
東洋リビングの防湿庫は他社の防湿庫と比べると少し高価なものですが、その性能と作りの良さ、防湿庫としての使いやすさ、シンプルな外観にはとても満足しています。さすが老舗メーカーといったところでしょうか。
長くいいものを使いたい方は東洋リビングの防湿庫を選択しておくと間違いないと思います。
構造的に限りなく故障の確率は低いのですが、メーカー保証も5年あり、安心して使い倒せます。
除湿方式も安定性の高い乾燥剤方式となっており、メーカー保証を越えても長く使える方式となっています。
また、118Lというサイズ感は大きすぎず小さすぎずとても使い勝手がよく、腕時計やノートPCなども最高の環境で保管できるため、想定以上にすぐ収納物でいっぱいになりました。
また、気になる音もありません。完全に無音です。
少量のレザークラフト道具だけを保管したいからもっとコンパクトなサイズが良い。
そんな方は小サイズの24Lサイズや41Lサイズがベストだと思います。
小さくても大きくても性能や電気代がほとんど変わらないのが防湿庫の特徴です。
サイズで迷っているのであれば大きいサイズを買うのが正解です。
いざ使うまではあまり実感が持てないと思いますが、とにかくなんでも入れたくなります。
もう一度言います、迷ったら大きいサイズが買いでしょう
薄型の防湿庫
設置スペースが少ない方には、トーリ・ハンの薄型の防湿庫がおすすめです。
トーリ・ハンも東洋リビング同様に人気のある防湿庫メーカーです。
私が最後まで迷ったのも東洋リビングとトーリ・ハンでした。
東洋リビングとの大きな違いは、棚の仕切り構造です。
東洋リビング:引き出し出来るタイプの棚(耐荷重は少し低いが、中の物がとにかく取り出しやすい)
トーリ・ハン:固定棚(耐荷重は高く、剛性が強い)
上記の大きな構造の違いとブランドの安心感で、最終的に東洋リビングの防湿庫を選択しました。
除湿ユニットはともに乾燥剤方式の為、どちらも長く使える良い防湿庫だと思います。
とにかく安い防湿庫
Re:CLEANというメーカーの防湿庫はとにかくその安さが魅力です。
一番安いモデルは9000円前後という驚異的な価格で販売されています。
除湿方式はペルチェ素子方式のため、乾燥剤方式と比較すると若干安定性が悪く、装置的寿命が短めなのが特徴です。
しかし、この低価格にもかかわらず5年のメーカー保証がついており、とりあえずの防湿庫入門としては最高のコストパフォーマンスを誇っている製品だと言えるでしょう。
今回は、レザークラフト道具のみならず、いろいろなモノの保管に最適な防湿庫を紹介させていただきました。
私の所有する東洋リビング118Lサイズの防湿庫は既にいっぱいになっている為、近々もう一台導入しようかと悩んでいるところです。
最後にもう一度・・・。
防湿庫は迷ったら大きいサイズが買いですよ!